🆕interview #001 11/11(tue)@渋谷区・神宮前TRUNK(HOTEL)初個展の新鋭アーティスト岩間有希さん

2021-11-08 | Posted in ART, PICK UP!

発刊から毎号、海に精通したクリエイターにフォーカスさせて頂いてきたSandy magazine。本誌では伝えきれない彼らの信念や作業場所、作品のエピソードをプレビューしたweb Sandyスペシャルコンテンツがこの度スタート。記念すべく第1回は、以前より交流のある新鋭アーティスト・岩間有希さんにインタビュー!

#001 自分が誰なのかを教えてくれた、絵を描くという事 / 岩間有希さん

NAME :YUUKI IWAMA 

BIRTHDAY  1997/10/19

Kawasaki,Kanagawa ,JAPAN

instagram : yukiwama_

弊誌と彼女との出会いは、2015年の創刊時。彼女がまだJKの頃。

コンペティターサーファー兼モデルとしての他誌の撮影だった。屈託のない笑顔の素敵なサーファーガールだった彼女が、昨年よりアーティストとして活動している事を目にする。数々のアート展に選出され、来たる11/11(木)には渋谷区・神宮前に位置するTRUNK(HOTEL) 内ROOM101にて初の個展が開かれる。

そのフライヤーには、こう記述されている。

「異端児岩間有希による、初個展“HUMAN TUNING”では、

自分が良い状態の周波数を保てば、素敵な世界と自分の魂は共鳴共感するというコンセプトを中心として、

見る人に360度上も下もない、どんな視点から見ても刺激を与え共鳴する、

”人間チューニング”な作品を披露する。」

あれから6年。彼女はどんな人になっているのだろう? 個展に向け制作真っ最中と言う彼女のアトリエへと足を運んだ。

Sandy magazine( 以下S):サーファー兼モデルとして活躍していましたが、アートに目覚めたのはいつからなのですか?

YUUKI IWAMA(以下Y):まだ1年くらいしか経ってないんですけど、3歳の頃に母からプレゼントされたゴッホの絵本の中の「ひまわり」に感動して油絵を書いていました(写真下)。元々、父がアイアン アーティスト、祖母がステンドグラスアーティストなので、その影響もありました。もうすぐ卒業ですが、バンタンのグラフィックデザイン科でオンラインで受講しています。Adobeを勉強してきたので、コラージュアートもやってます。油絵とグラフィックは全然違うので、手こずりながら勉強してます。

↓有希さんが幼少の頃に初めて描いた油絵

S:幼い頃から絵の世界に携わっていたのですね。サーフィンを始めたのもその時期ですか?

Y:いえ。サーフィンは中学1年生からです。ダイバーの母が、海の繫がりもあって姉にサーフィンをさせたくて海に連れて行ったのですが、ついてった私がハマっちゃったて感じです(笑)  ちゃっかりと大会とかも出るようになって、NSAも回っていました。

S:コンペティターサーファーとしての活動と絵は同時進行だったのですか?

Y:そうですね…バリや国内を回っていたり、ビーチクリーンをして汚染された海に感化されました。そして実は私、小さい頃から精神世界との繋がりがあるんです。通常、その共鳴共感意識って生後3ヶ月位までは誰もがあって、けれど殆どの人が3ヶ月を境に消えていくとも言われているんです。私にはそれがずっと残っていて。それで、子供の頃に自分が見えているものを周りに話しても「理解してもらえないんだ」って解ってから、家族や身近な人に絵を描いて伝える事をずっとしていて。けど、友達に否定された事があって「私頭おかしいのかな?」って悩んで。それから見えている世界を話すのを止めたんです。それからは、そういう(パワーがある)事を無視してきました。小さい頃は今より繊細で、小さいながらも感情が凄く強くて。お肉はその肉から感情から伝わってきてしまって食べられなくて。電気をつけない暗い部屋で1日中過ごす事もありました。そのベースがある状態でサーフィンをやっていました。

S:当時の印象は、キラキラのサーファーガールだったので、そんな悩みがあったなんて微塵も解らなかったです。サーフィンは良い影響を与えましたか?

Y:サーフィン中は、水と同調して自分も水になっている感覚になれて、ある意味「無」になれました。選手になってからは、スポンサーさんや応援してくれる人も沢山いるので、「海に入らなければいけない」という義務感と「勝たなければいけない」という瞬間が怖くなってしまったんです。自分の大好きな事がポテンシャルと気持ちの部分を一致できなくなって。それで趣味に変えたんです。

S:その空いた部分にアートのエネルギーが戻ってきた感じですか?

Y:はい。絵を描いていなかった時期のエネルギーが今、大爆発している感じです(笑) けどやっぱり海ってずっと自分の身近にあるもので。遠征先のたくさんの海に本当にゴミが多くてショックというか改善したくて、EARTHDAY TOKYO で2年くらいアンバサダーをさせてもらっていて。最初の活動として、川のゴミにアートするPRムービーを発表したですが、それをもっともっと自分の得意な分野(アート)で発信できたらいいなぁと感じました。例えばインフルエンス力のある著名人やモデルだったらそのままでも伝わるかもしれないけど、自分には違う役目で発信する方法があるんじゃないかなって考えて。自分が描く絵と海ゴミを融合させて何か作品をつくれたらいいなぁって思ったのがきっかけです。海やベースにある自然と自分の作品を融合させて、作品と自然のパワーを覚醒させて、観た人がそれをほんわかと感じてくれる何かがあればいいなぁって。

S:それって自然と共存していると言う事ですね。

Y:そうですね! 自然との感性が近いです。サーフィンのおかげで自然に触れていましたし、根本的に自分が居るのって地球だし、地球がないと何もできないしっていうのが、自分の中で当たり前にあります。だから描く絵も瞑想の世界から、もうちょっと上(のステージ)に行った世界だったり、あとは波動や周波数だったりとか、究極に集中するとその音が聞こえてくるんですよ。その振動を目を瞑って辿って描いてみたりとか。海で落ちている物は、目に入ったら持って帰ってます。

S:今もよく海に行っているのですか?

Y:彼が吉浜(湯河原)のプロサーファーなので、遊ぶ場所が絶対的に海か森なんです。その時、その場で目に入った物をチャチャと拾ってます。ゴミは私にとっては宝物なんです。けどゴミって難しくて。自分が良い状態かつA5ランクのエネルギーを作品に込めて、良い波動と良い周波数で描かないと、観る側の人に悪い影響を与えてしまうので。元々捨てられるものなので悪い気が入っているのもあったりするから、それは使えなくて。作品に使う時は、選別から始めます。それにお化粧して可愛くしてあげる感覚で色を付けてあげるんです。

S:作品はその海ゴミを題材にしているのが主ですか?

Y:海ゴミと絵と融合したもの、目を瞑って(その物の)細胞レベルの感覚を描き表したもの、「地球も惑星のひとつでその中の地球」という、概念を超えた地球の外の世界を見せるものの大きく3つのテーマで制作してます。

S:アトリエと作品について詳しく教えてください。

Y:このアトリエは、自宅の屋根裏部屋になります。壁を塗ったり、ドアにスプレーしたり、瞑想スペースを設けてます。元々あった本棚が重みで斜めにずれてしまったんですけど(笑) 、そのまま作品置き場にしてます。今はTRUNK(HOTEL)での初個展に向けてアトリエで制作してます。新作は立体的で見る人が個展の世界間に引き込まれるようなイメージで制作してます。

Y:途中で飽きて描くのをやめちゃったアトリエの壁の落書きです。それもアートかなって(笑)

Y:壊れた本棚も作品棚としてぴったりだったので修さないでそのまま使ってます。

Y:瞑想スペースと彼がくれた花束。アートについても「有希にはそう見えるんだね」と理解してくれます。

Y:頂いたお気に入りの物達(笑)  絵を描く以外にもタロットしたりワイン飲んだりしている完全リラックスできる場所です。

S:作品は、全てこのアトリエで?

Y:ベースはここですけど、その時によって違うので場所を決めてなくて。完全に人の意識レベルで書いているから、天に近い光りのある空間で飛ばされるよりも、陰に入った方が描きやすい絵は1Fの祖母の部屋で篭って描いたりしてます。この作品がそうでした。制作中は、集中しすぎて意識がないと言うか、描いたのを覚えていないくらいの時もあって。色も選ぶというより、チューブの山の中から光っている物を自然に手にとっている感じです。けど原色のまま使う事はほぼないですね。

Y:これが(前述の)アートの世界に引っ張られた作品です。怖いっていう人もいるんですけど、私が見た生まれる前の記憶なんです。輪廻転生というか循環されている事を表現していて。これは私が見た実際の映像で、生まれる時前の状態の意識の絵です。肉体が無い状態の身体や頭が凄い大きなスクリーンに移し出されて、そこから選ぶんです。私的には結局、肉体って究極の日用品と思っていて。こういう感覚で生きていると、外見もそれなりに大事だけど、内なるものが綺麗じゃなければいけないなって。人は外見じゃ無いってすごくあるんです。最終的に人間って肉体を離れるじゃ無いですか。その時にどれだけ自分の生きた身体を使えたかってすごく重要なんじゃないかと思っていて。肉体を持ってこの世に存在している以上、この肉体をたくさん使ってあげることが自分にとって、自分を一番愛している事かなって思っています。ボロボロになるまで使って還ってくっていう。この作品をアーティストの川勝小遥さんが観てくれて、「(アートの道に)いくしかないでしょ!」って言ってくれた思い出深い作品です。

Y:これは、時間が縦軸ではなく横の場合があるのでは無いか? と言うのを実際自分の体験から表した作品です。いろんな国の文化や歴史的な象徴的のモチーフを時空を表す黒の一面で埋めたいと思って描きました。自分で自分を励ます瞬間があって、私的解釈で同時に起きた出来事に時間が歪んでる感じがして。意識レベルでどこでも行けるのが人間の本来の力なので、それを証明した作品です。

Y:自分を象った、ある意味自画像です。タイトルの「YAP細胞」は、1971年にニューメキシコでのロズウェル事件で発見された細胞なんですけど、日本人とユダヤ人や女性に多くあると言われているワビサビのある別名「親切細胞」です。そのYAP細胞を活性化させたくて描いた絵なんです。中央は自身で魚拓ならぬ人拓です。キャンバスが少し小くてはみ出しているんですけど(笑) これは10月に行われたWAVE TOKYO 2021で展示した大作です。気がついたらほとんど寝ずに1週間で描きあげました。F100号(162cm)に描かれた黒い世界は肉体の要らない精神世界を表しました。エネルギーバンクが凄い作品です。

Y:これは(写真右下の2枚)、モルダバイトという「宇宙と調和」を象徴した石の波動を描きました。この石を身につけた時に身体が熱くなって、凄いエネルギーを感じたんです。それで実験しました。目で書かないで100%純度の高い世界を、見えるそのままが現われるように頭をキャンパスにつけて、脳で直接描きました。石から発する「ジーー」という波動を目を瞑って描いた作品です。色は、パレットに出さずに。直接キャンバスに絵具を出して混ぜてこの色になりました。

Y:アイキャッチになっている絵は、11/11(木)からのTRUNK (HOTEL)内のROOM101で行われる初個展のメインビジュアルになってます。タイトルが「AIR DROP」なんですけど、共鳴共感と言う意味です。受診アンテナを凄い立てて自分が吸収して発散するみたいな一連を描きました。多分、全ての人がコレができれば最も生きやすいんだろうなぁっていうメッセージを込めてます。ちゃんと受診ができれば最高じゃないですか??

Y:これは最新作なんですけど、チンターマニと言って如意宝珠と呼ばれる石の波動を描きました。描いている時すごく楽しかったです。帯状にくるっとなっているのがスピーカーの重低音で、空間でリズムのように動いていて。扉があってそこにいろんな生き物が出たり入ったりする感じが浮かびました。

S:タイトルはどうやって付けているんですか?

Y:これはまだつけてないです。ほとんどが後に付けてます。描き終わったら1時間くらいずっと見つめて、絵がつけて欲しい名前を提示しているイメージです。だから、私は出てくるのを待つだけです(笑) その人が欲しいって思ったのって、絵にも選ばれているので、その感覚と似ています。

S:素敵ですね。最後に有希さんの今後の夢を教えてください。

Y:芸術家としての活動と、今年8月に出展したZIN展の作品にも入れたキャラクターを展開してグッズを作れたら良いなと思ってます。私の絵は、人を豊かにする要素を描いているので、お守りみたいに持ってもらいたいです。私が持っている「意識」は、人の為に持っているので。この能力が消えなかった理由は、人の為に役に立つ事が理由だと思っています。

S:1年前、そこに辿り着いたんですね。

Y:はい、自分を本当に愛しているのか? 周波数が落ちてると海に入っていてもこのまま死んじゃうんじゃ無いかって思ったり、物体が人間に見えたり、誰かそこに居るのが見えたり。普通は見えないものが、見えているのに隠している自分に罪悪感がふと芽生えて。「もうやらなきゃいけない」って、ため込んでられないそのタイミングが来たんです。キャンバスに絵を描いてみたら「これだ」って。この能力をギフトと受けてあげよう、見えている世界と自分が対話をして、自分だけが保持するのではなくて、このエネルギーを人に届けなければいけない事に変わっていきました。だから自分をこう見てもらいたいっていう絵を描いた事が私はないんです。人の為に描くことで自分も幸せになる、その絵を持つ事で持つ人が幸せになるって完璧だなって。それでアーティストとして活動するようになり今に至ってます。個展もさせて貰える事になって、今すごく幸せです。悩んだ事もあったけど、これだけ幸せに生きれるんだよっていう事を込めて、これからも描いて行きます。

彼女と出逢って6年、時世は世界的危機に直面し、生と死が隣合わせである事を世界中が解らされた。誰もが「どう生きるか」を問われる時代、表出する娯楽がシャットアウトされたこの数年。そんな中で、音楽やアートの芸術がくれるエナジーは尊いと想える場面が多々だったと感じる。作品には、つくり出した人間そのままの魂が宿り、その波動は水面に落ちた一滴が広がり続けていく波面のように私達に届くだろう。“辛い想いをした人こそ優しく、幸せになれる”と、どこかで聞いた事のあるあの言葉はリアルなのかもとも頭をよぎった。「アートって本当イイですよね」と言う彼女と、優しい西陽が差し込むアトリエでほんわかと笑い合った。

■INFORMATION

岩間有希さん初の個展「-HUMAN TUNING-」

11/11(木)より渋谷区・神宮前内TRUNK( HOTEL)ROOM101にて開催!

https://trunk-hotel.com/topics/article.html?id=550

photography&text:ReinaShirasaka

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