2024年11月16(土)、11月17(日)の2日間に渡り、横浜赤レンガ地区野外特設会場にて、今年で5回目となる「Local Green Festival‘24」が開催され、2日間にわたり合計50,000人の来場者数となった。
同フェスは、 MUSIC(音楽)、GREEN(緑)をテーマに、「緑が増えれば、もっと楽しく、もっと美味しく、生活が豊かになる」を掲げている。豪華アーティストによる音楽ライブのみならず、厳選された多種多様なグリーンショップやセレクトショップが集まるマーケットエリアでは植物が販売されていて、LIVEを楽しんだ後も家に持ち帰ったその植物を自宅で育て愛でながらイベントを想起させてくれるのも魅力のひとつ。
また、来場車に植物の種を無料で配布し、緑の輪を広げる活動も行っている。今年の種はヘリクリサム。花言葉は、「永遠の思い出」「記憶」「黄金の輝き」「不滅の花」「いつまでも続く喜び」等々。まさにこのfesにぴったりの意味を持った植物である。音楽を通じて自然環境に貢献でき、改めて地球や生き物への優しさを見つめ直させてくれる。
DAY1の11/16土曜日は、メインとなるCACTUS STAGEにて、注目のガールズユニット chelmicoがトップバッターを務め、アップテンポな楽曲で観客を魅了。続いて日本のヒップホップアイコンでもあるWILYWNKAから水曜日のカンパネラへ。旬な顔ぶれが続いた。
一方、向かいのSOL STAGEでは、Billyrromから始まり、次世代アーティストとして圧巻なラップパフォーマンスを見せたMFS、ヒップホップの最前線のIOそしてLEXが登場。ラストの「明るい部屋」を歌い終えた後、「(イベントが終わる)明後日から辛い日々が続くかもしれないけど、頑張ろう」など、熱くて優しいMCの一言一言に歓喜している人々が沢山いたのが印象的だった。
続いてBIMやOvall、ジャンルを超えたアーティストたちが次々に登場。無料エリアでのHARVEST STAGEでは、a子、Gottz&MUD、Michael Kaneko、bird、どんぐりずなど人気アーティスト達が引き続き会場を盛り上げた。メインステージでは、バンドフルメンバーでトリを務めたOZROSAURUSによる 圧倒的なステージで会場の熱気も最高潮になり、大盛況のうちにDAY1が閉幕した。
DAY2は、晴天に恵まれたフェス日和となった。CACTUS STAGEにてYONA YONAWEEKENDERSによる心地の良いステージからスタート。SOL STAGEでは、注目のシンガーソングライター友成空から始まり、ラッパーNovel Core、Omoinotake、Penthouseへとバトンパス。HARVEST STAGEには、18歳の若さながらも圧倒的な歌唱力で魅了するHana Hope、そしてmuque、春野、NIKO NIKO TAN TAN、 DÉDÉ MOUSEら人気アーティストが集結。メインステージでは、ラップの先駆者であるRHYMESTER、爆音ジャズで会場を沸かせたSOIL & ”PIMP” SESSIONS、国民的人気のウルフルズらが貫禄のパフォーマンスを披露。また、今回5年ぶりのLISAの復活となったm-floがSOL STAGEを盛り上げる中、CACTUS STAGEのトリを務めたのは、日本のテクノ〜エレクトロミュージックの最前線で異彩を放つテクノユニット電気グルーヴ。客席を巻き込んだエキサイティングなステージに、会場全体がダンスフロアへと変貌を遂げ、熱帯的な二日間の幕を閉じた。
弊誌的フォーカスは、fesのトリとしてふさわしい、話題のNETFLIXドラマ「地面師たち」の俳優出演と全サウンドクリエイティヴを担当した、ピエール瀧氏&石野卓球氏の電気グルーヴ。そして何と言ってもDAY1のトリである「OZROSAURUS / オジロザウルス」。特にオジロは、前述にあるよう「この日の為に最強の布陣で臨んだ」と言う、DJとバンドsetのクルーが奏する低音響きながらもクリアでキレのあるビートと、MACCHO氏の渋い声のフロウがズシンと響き本当に圧倒的だった。その音はまるで、赤レンガ倉庫は勿論その先のみなとみらいのビル群から横浜港の沖に聳えるベイブリッジまで鳴り渡っているかの如くだった。そのdopeさに会場の若きも老いも魂を揺さぶられ、踊り、叫んでいる姿が多く見受けられた。会場の横浜が地元とだけあり、 「ROLLIN’045」「AREA AREA」は特にひとしお沸いていた。 BGVで流れるアナログカメラで撮影されたような懐かしさを感じる山下町の風景と相まり、エモショーナルになりつつも「街並みは変われど、変わらない気持ちや想いがある」事を彼らに教えて頂いた気がした。
オジロを始め、全体的にレジェンドクラスの演者がその実力を魅せてくれた場面が多かった、Local Green Festival’24。初日は海外アーティストの日本公演と重なり、悩みどころだった音楽ラバー勢も多かったようだか、俄然この赤レンガ倉庫に訪れた人々は、このイベントに参加出来た事を誇らしく幸せに想えただろう。そして例年より少し寒く冷たい横浜港からの夜風は、火照った頬を心地よく冷まし、明日からの希望を自身で見て取れた、気持ちの良い帰路だったに違いない。
【ARTIST LINEUP】<11.16>OZROSAURUS / BIM / Ovall / 水曜日のカンパネラ / WILYWNKA / IO / LEX / chelmico / どんぐりず / bird / Michael Kaneko / Gottz&MUD / MFS / Billyrrom / a子 <11.17>電気グルーヴ / ウルフルズ / RHYMESTER / m-flo / SOIL & ”PIMP” SESSIONS / Penthouse / Omoinotake / DÉ DÉ MOUSE / YONA YONA WEEKENDERS /Novel Core / NIKO NIKO TAN TAN / 友成空 / 春野 / Hana Hope / muque
恒例のweb Sandy ファッションスナップでは、こちらの3組にベストフォーカス。古着をメインとした’90スタイルに目を引かれた今季。お洒落でカッコいい3組のfesスタイリングをcheck it🖤
1_MIRU & AKARI
ユーズドのレザージャケットにティンバーとディーゼルのハードなブーツを合わせた2人。レースアップのハードブーツはこれからのシーズンに大活躍間違いなし🖤
2_SHO / SOUTA / chick
SHO:頭に被った手拭いがポイントです。大阪のグラフィティライターの物です。
SOTA:このコーデュロイパンツは、POOR PLAYERという90年代のストリートブランドの物で、こんな太いパンツ他にないから買いました。
CHICKS:全身大体が古着です。ポケットの巾着みたいなポーチは自分で作りました。
3_LOVELY COUPLE photo by LOCAL GREEN FESTIVAL OFFICIAL
ハードコアなブラックバンダナを合わせたlovely couple。バンダナ使いも再熱です🖤
撮影ご協力いただいた皆さんに改めて感謝申し上げます。来年もお会いできますように☮️
◼️ Local Green Festival https://localgreen.jp/
「Life with Green」がコンセプトの、グリーンとグッドミュージックが楽しめるフェスティバル。豪華アーティストによるライブパフォーマンスや、様々なボタニカルショップやアウトドアブランドが集まったグリーンマーケット。地元の食材を使ったローカルフードコートも充実し、グリーンとグッドミュージックに包まれる2日間が楽しめるGREENROOMが手掛ける環境に配慮した音楽フェスティバル。
Instagram:https://www.instagram.com/localgreenfestival/
X: https://twitter.com/LocalGreenFes
Facebook:https://www.facebook.com/LocalGreenFestival/
THX♡