夢で世界が一つに。『WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs』の出版記念展が6月3日より代官山にて開催

AKKO MATSUDA

2021.06.03

6月2日に出版された『WE HAVE A DREAM 201カ国202人の夢×SDGs』の出版記念展が6月3日（木）〜6日（日）に、代官山 T-SITE GARDEN GALLERYにて開催されます。

本書のプロジェクトは、「夢で世界が一つになれることを証明したい」という一人の夢からスタート。Facebookでの呼びかけの投稿に世界中のZ世代、ミレニアル世代たちが共感し、たくさんの応募の中から201の国と地域から一人ずつ選ばれた代表者が、本書のために夢を書き下ろしました。

どんな国にも問題や課題がたくさんありますが、日本に生まれた私たちはとても恵まれているかと思います。世界の裏側では普通に生きていくことさえ難しい環境にいる人たちもたくさんいます。しかし、そんな環境下にいても、未来を想像し、希望を持ち、その未来が求めることに従って動き出している若い世代の姿を本書では見ることができます。

ある女性は自身が語る夢の中で、「環境問題に世界の人が一緒に取り組むことは、国や宗教、民族を超えた相互理解につながり、世界平和の実現に役立つ」とコメント。先の長い問題解決の行為自体をポジティブに捉えていることが、とても印象的でした。

人間はこれまで他の生物にはない想像力という力を使って、良いものも悪いものも生み出しながら今日まで来ました。その過去の積み重ねである今の現実が間違っているなら、どんな小さなことでも今この瞬間に、自ら行動を起こして変えていかなければならないということを改めて思い出させてくれる本です。

記念展では、いくつかの夢のストーリーと美しいポートレートを大きなパネルで展示。本書のプロジェクトの発起人である市川太一さんのストーリーを知ることもでき、その熱い思いに胸を打たれます。