去る今年の7/13(fri)、夏の日に熱い盛り上がりを見せたWTWさんと弊誌vol.10 SUMMER ISSUE PARTYに引き続き、新刊vol.11を記念したX’MAS PARTYが12/7(fri) WTW AOYAMAにて行われた。
vol.11誌面が立体化されたこのクリスマスパーティは、表紙と巻頭モデルを務めてくれた、KEN THE 390さん、阿部ジュリアさんのふたりのコンテンツをメインに、DJ IZUMIさんのプレイから来場者をお出迎え。WTW AOYAMAは大きなツリーとスタッフのホワイトコーデでクリスマスムード満点。当日は来場者のみ30%OFFにてショッピングもできるようになっていた。
弊誌ステディ DJ IZUMIお得意のメロウ〜グルーヴィな beach tuneで会場を終始mooooodに誘う。
アーティストとしても活動している阿部ジュリアさんのライブペイントは、弊誌のアイコン的である「アンティークローズ」と「海」のリクエストに応え、彼女の気鋭なセンスをベースに描き始める。WTWの世界観にフィットするブルーやグリーンのグラデーションで陰影を作り、キャンバスに彼女の「海」を表現した。筆を使用せずパレットナイフと指を直感的に使い、限られた時間と空間の中で見事に描き上げた。主観だが、口下手ながらもホスピタリティーマインドを垣間見せる彼女。不器用に壇上でスピーチしてくれたのは忘れられない感激だ。実は2年程前の彼女がまだショートヘアの時、お世話になってる別媒体のページで彼女を見かけ、それからSandyでもお願いしたいと思ってはいたものの、「自分がやられたら嫌かも」と何となく被りを避け、縁が来るのを待ち望んでいたところブランドさんから頂いたオファーだった。その機会が来た事がとても嬉しかった。彼女はモデルでもアートでも自分の世界を大事にし、また、既存の概念にとらわれないその独特なスタイル、存在感と世界観が圧倒的であった。
アートは期間的にWTW AOYAMAに展示されている。
ラッパー KEN THE 390さんのLIVEは、インタビューページでも登場するDJ PMXさんとのスペシャル楽曲で、海を想起させる「Be natural」やシーズナルな「WINTER SONG」などのメロウなセットから始まり、DJ HIRORONさんとともにGood vibesなリップルを会場に広げる。余談になるが、登場曲で着用していたサングラスは、ステージ前にWONDERLANDさんからプレゼントされたSandyページで着用のBMW JAPANとコラボのブラックの物。スタイリッシュでより似合っていた。LIVEでサングラスをかけないようにしているのはファンの方の間では周知な中、「せっかく頂いたから」との細やかな心遣い。その人としての在り方に、これまでも感銘され何度も心があたたかくなった。LIVEはCall & Responseをリードする「月明かりの下でダンス」、hands up 揺れる「調子悪い」、hopingで一体化する「夜が来るまで」等のセットで会場をあげ、弊誌表紙の感想など含む軽快なMCを挟んだ。
この機会に伝えると、表紙に「足」をズームしたのは、素足がビーチガールらしいという事、「手」や「足」は生きてきた様がダイレクトに現れる部位が故、地に足が付いているオーラが溢れていた事、容姿淡麗なふたりだからこそ、そこだけでお願いしたわけじゃなくアーティスト性、人間性を表出したかったからである。
何よりも弊誌発刊当初からお願いさせていただいてるフォトグラファー217さんの写真は、2ヶ月遅れの水温含む、ビーチサイドの本格的な夏の終わりを告げ、秋冬が始まるあの太陽の何とも言えぬ情緒的ながら底力強い光をキャッチしていた。モデルの二人がカッコよく、可愛く素敵に写っているカットは何枚もあったが、私にはあの1枚が特に心にささった、それに今の弊誌らしいと感じた。
終盤を迎えるLIVEは、ハードコンディションの波のGet outにマッチするビートとリリック&ライミングのRAPが熱い「turn up」「真っ向勝負」に続き「インファイト」で締めくくる。男らしく強いそのエナジーは、シーン牽引のキーマンとのタイトルを頷かせるものだった。ピースな海の世界と刺激や芯のあるHIP HOPの見事な融合を魅せ、男女問わずが魅了されていた。望んでいてくれてたら嬉しいが、今の時代にふさわしいビーチシーンを熱くするアーティストの登場と感じずにはいられなかった。
vol.11表紙や巻頭ページで演じ表現してくれた「海の側で暮らすアーティスティックなカップル」の雰囲気さながらに、ふたりが同じ空間でその本来の才能を発揮したアトラクティヴな時間となった。
ケータリングは、同じく誌面で登場するヴィーガンチョコレートケーキをDr’s Natiral Recipeの玄米粉が原材料のノングルテンパンケーキミックスとロウナッツ、シリアルをベースに、湘南・茅ヶ崎にアトリエを持つジュエリーアーティストehawee Jewelryがオーガニックエディブルフラワーをデコレートしたvol.11号タイトル「Let’me wish shooting star-星に願いを -」を表現した幻想的なヴィーガンケーキを提供。
オリジナルカップデリは、FOODページにてZOOMしたビーチガールのウィンターフード「クラムチャウダー」。湘南野菜とアサリ、無添加ベーコンの具材に、ベースのルゥには同じくDr’s Natiral Recipeのグルテンフリーパンケーキミックスを使用。ソイミルクでマイルドに仕上げ、本場に習いクラッカーをトッピング。SAMBAZONEのアサイーは熱気溢れる会場での体感をクールダウンしてくれ、ともにヘルシーな味わいに大好評を頂いた。
ドリンクは、ココナッツウォーターのVillager (写真右:vol.11メインフォトグラファーの217さん 左:イラストレーターのChocomooさん)、飲みやすいスッキリとした味わいとホヌ(ウミガメ)のイラストがキュートなフィジー生まれのVonu Beerやサントリーの赤白ワインに酔いしれ、「音楽」「アート」「食」…vol.11の集大成は、まさにWTWのビーチリィな空間で表現され完結された。
恒例のプレゼント大会では、BILLABONG WOMEN JAPANのビキニ、シエスタ・ポーのタオルセット、BRIXTONのハット、誌面を飾ったマーメイド&ガイズのUVケア&バスグッズ、WONDERLANDのサングラス、そしてWTWのインテリアグッズのゴージャスなラインナップを提供。弊誌パーティのプレゼント大会は景品が毎回が豪華だと評判だ。そして各ブランドの顔と言えるPRの面々がステージにプレゼンターとしてあがってくれた。
敗者復活的なラストのプレゼントは、弊誌創刊からコラムを連載し、前回のライブアーティストを務めたフランキー・スィーヒさんの塗り絵本「COLOR FOR CORAL 」を弊誌から提供。彼女は当日が海外出張の為、プレゼンターは中面のファッションページのモデルを務めたジェナリカさんに依頼。翌日が誕生日ともあり、サプライズでスタッフ達がステージ上の彼女にクラッカーを鳴らす。会場はお祝いムードに溢れながら終演し、来場者・アーティスト・スタッフ…多くの笑顔が溢れるクリスマスパーティとなった。
来場者は、抽選に当選されたWT,アーティストのファンの方々や弊誌読者をはじめ、ブランドプレス、デザイナー、モデル、プロサーファー、ペインター、DJ、フォトグラファー、ヘアメイクアップアーティスト、スタイリスト、エディターなどなどビーチクリエイター達の華やかな面々で、推定200名近くとなった。特にLIVE中に入れない方々が店外に沢山いて、その混雑ぶりを見て帰られた方も多数との事だった。誘導不備やご挨拶が出来ずに一同深くお詫び申し上げたい。
12月というのに海にいるようなHOTな体感温度で、まさに「ビーチクリスマスパーティ」と相応しい会になった。
本当にすべてに感謝でしかない。
来場者スナップは、次回アップをCheck してください。
TEXT :Reina Shirasaka
THX